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施工事例8(中川陸橋)

続きまして、名古屋市様の工事における、カルサプリを使用した補助剤併用工法の施工事例とその分析検証について紹介をいたします(その8)。

・中川陸橋(名古屋市港区)
・期間:平成29年9月~平成30年9月
・施工部:橋梁側壁A=300㎡
・使用薬剤:カルサプリ&けい酸塩系表面含浸材
・本工事は幹線道路の高架橋梁において、カルシウム補助剤の予防保全対策とその効果について検証を目的として工事が計画された。
表面含浸工の内、けい酸塩系表面含浸材の選定において、より強固なC-S-H保護層が形成することから新技術である本補助剤併用工法が注目をされた。すでに使用するけい塩系表面含浸材が決まっていたことから、この市販けい酸塩系表面含浸材とカルサプリによる施工とその後の含浸深さの検証を実施した。
薬剤の含浸深さの検証は、補助剤併用工区と対照としてけい酸材単独の工区について、施工直後、半年後、1年後に施工面よりφ5㎜ドリルにて試料を15㎜深さまで試料を掘削採取して調査を行った。
その結果、補助剤併用工区の方がけい酸塩材単独の工区よりも、より緻密なC-S-H保護層が形成される傾向がみられました。これについては、より長期的な視点で観測をしていく必要があります。

施工現場は名古屋港の近く。この日は南極探査船しらせが入港中でした。

施工現場の陸橋へ

施工箇所の確認
(左)併用法工区、(中)けい酸材単独工区、(右)未処理

名古屋でも掘削し試料を採取しました。

鳴門に持ち帰り、分析前処理

ICP発光分析法による解析を行う。

--UMAI CHEMICAL-------------------
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