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施工事例19(四国横断道)

 今回は、国土強靭化対策工事における「リアクトライズ+H」使用事例を紹介いたします。


四国横断道下部工事(写真は津田高架橋)



・令和3年度 四国横断道下部工事(津田高架橋及び江田高架橋 国土強靭化対策工事):徳島県徳島市

・施工面積:約400㎡

・施工箇所:橋脚下部

・工事期間:2022年7~9月

・使用薬剤:リアクトライズ+H(撥水) 両橋脚を合わせて100㎏

・国土強靭化対策工事の一環として、横断道下部工のコンクリート橋脚の緻密化を図るために「リアクトライズ+H」の使用が計画された。リアクトライズ+Hには、けい酸塩系表面含浸材を主成分として且つ撥水剤(シラン)も添加配合されており、1材でけい酸系+シラン系のオールインワン効果をもたらすコンクリート含浸剤である。

 横断道は海岸沿い(津田高架橋)から、内陸部(江田高架橋)へと延伸する箇所となっており、新設工事における塩害対策及び中性化対策等に総合的に効果を発揮することを期待してコンクリート表面含浸剤には「リアクトライズ+H」が選定された。7月に施工をした箇所は、9月になっても撥水作用が確認され施工結果は良好であった。更に見た目よりヘアクラックの閉塞効果が分かると喜んで頂きました。

 施工確認には「シールdeチェッカー」を試しその有効性を確認した。横断道の延伸工事は続くため、今後も両新技術の活用をお願いしていきたい。


◇津田高架橋(事例)

工事箇所


リアクトライズ+H施工面の様子


ヘアクラックが塞がっているとのこと


その施工面の様子


水をかけると「リアクトライズ+H」の撥水作用がみられる
(施工確認ができる)


◇江田高架橋(事例)

工事箇所


施工済み面


施工済み面に水をかける


リアクトライズ+Hの撥水作用を確認
(施工確認ができる)


施工時には「シールdeチェッカー」(別売)で施工確認ができることを説明


--UMAI CHEMICAL-------------------

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東日本担当(エリア:北海道~静岡)

引張強度試験について

 今回は引張試験装置を用いて、けい酸塩系表面含浸材「リアクトライズ」を塗布したコンクリート表層部の引張強度を測定し、表層部の改質効果を実験した結果について紹介をいたします。




◇試験内容
 表面含浸剤塗布後、上面にエポキシ樹脂や炭素繊維板貼付けを想定した引張試験。
 含浸剤塗布量:0.25㎏/㎡
 接着剤:1㎏/㎡使用
 規格:1.5kN/㎜2以上で合格
試験方法イメージ図

試験装置(事例)

◇結果
 下記の通り、けい酸塩系表面含浸剤の「リアクトライズ」では、塗布して2~3日おけば、引張強度が規格以上となり使用に問題がないことがことが分かった。

  試験結果表

◇備考
 ただし実際の施工においては、各現場ごとに施工条件等も異なりますので、事前テストしてから実施して頂くことが無難です。詳しくは各営業担当へご相談ください。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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