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施工事例16(松木跨線橋)

 今回はリアクトライズ+撥水(+H)の施工について紹介をいたします。

・松木跨線橋:愛媛県四国中央市

・施工面積:A=2291㎡

・施工箇所:跨線橋床版裏面

・施工方法:噴霧器使用

・期間:令和3年5~7月

・使用薬剤:リアクトライズ+H(+撥水) 600㎏

・本工事はJR線の上部に架かる国道の跨線橋の予防保全及び剥落抑制を目的として、撥水作用を付与したオールインワンのコンクリート表面含浸材(リアクトライズ+H)の施工が計画された。

 対象上部工はJR予讃線の上に架かる跨線橋であり、剥落防止のための断面修復工等を施した後に、コンクリート表層部を緻密化するためにリアクトライズ+H(+撥水)の施工を行った。リアクトライズ+Hを塗布すると、コンクリート内部の遊離カルシウムと反応し、けい酸カルシウム水和物(C-S-H)の保護層を形成し表層部を緻密化することにより、水や空気中の炭酸ガスの侵入を防ぎます。又、撥水作用が付与されていることから遮水性能が向上し、コンクリート内部を健全な状態に保ちます。

 施工後にスプレーで水を噴霧してみた所、表層部の撥水性が確認された。施工部が分かりやすいメリットもある。


リアクトライズ+Hの効果説明図

松木跨線橋の様子


JR予讃線 電車の通過も多い


施工箇所(一例)


薬剤、噴霧機の準備


施工後の外観(床版下面)


施工後に水を噴霧して確認


撥水効果を確認

別の箇所も撥水を確認


面積が大きいため施工は数回に分けて実施

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学会発表

この度、岐阜大学工学部 社会基盤工学科 小林孝一教授とのけい酸塩系表面含浸剤についての共同研究の成果を土木学会(2021年9月10日)で発表いたしました。過去の学会発表と合わせて紹介をいたします。詳細内容につきましては、各営業担当者にお問合せください。


◇2021年

・令和3年度土木学会全国大会 第V部門 補修・補強(材料)V-378撥水作用を付与したけい酸塩系表面含浸材による性能向上の検討

(キーワード:けい酸塩系表面含浸材、撥水作用、透水、塩化物イオン浸透深さ、含浸深さ)


◇2020年

・令和2年度土木学会全国大会 第Ⅴ部門 補修・補強(材料)V-115けい酸塩系表面含浸材に対するセルロースナノファイバーの併用に関する検討

(キーワード:けい酸塩系表面含浸材,セルロースナノファイバー,スケーリング抵抗性,ひび割れ透水)


◇2019年

・日本コンクリート工学会 コンクリート工学年次大会2019 講演番号1278けい酸塩系表面含浸材の含浸深さへの雨掛かりの影響の検証および撥水材の添加による改良品の開発

(キーワード:けい酸塩系表面含浸材,撥水材,含浸深さ,中性化,塩化物イオン浸透,透水量)


◇2018年

・日本コンクリート工学会 Journal of Advanced Concrete Technology, Volume16(2018)論文 Carbonation Proofing Mechanism of Silicate-Based Surface Impregnations

(けい酸塩系表面含浸材の耐中性化メカニズム)


◇2017年

・日本コンクリート工学会 コンクリート工学年次大会2017論文 けい酸塩系表面含浸材の中性化抑制効果及びその抑制機構に関する実験的検討

(キーワード:けい酸塩系表面含浸材,中性化,抑制機構,亜硝酸カルシウム)


◇2016年

・日本材料学会 コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集 第16巻 補修・補強材料298けい酸塩系表面含浸材及びカルシウム補助材がコンクリートの耐久性向上に与える影響

(キーワード:けい酸塩系表面含浸材,透水量,中性化,亜硝酸カルシウム)


◇2015年

・土木学会 第70回年次学術講演会講演概要集 講演番号V-584けい酸塩系表面含浸材のCa系補助材による性能向上に関する実験的検討

(キーワード:けい酸塩系表面含浸材,亜硝酸カルシウム,透水試験)


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