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コンクリートの長寿命化コンテンツ

積算資料に掲載されました

積算資料2020年3月号に、リアクトライズの実勢価格が掲載されました。


P266 補強・補修材 コンクリート表面処理材の項に
リアクトライズの実勢価格が記載されました。


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腐食発生限界濃度

今回は、塩害について説明をいたします。


(1)塩害とは
塩化物イオンの浸透よりコンクリート中の鉄筋が腐食し、膨張することで、コンクリートにひび割れや剥離を起こし劣化する現象のこと。鉄筋周辺の塩化物イオン濃度が1.2㎏/m3より多いと腐食が発生すると云われています(腐食発生限界濃度と呼ぶ)。
一旦ひび割れが発生してしまうと急激に進行してしまうことから、初期の段階で対策を行うことが望ましい。


塩害の事例

(2)予防方法
①配合:水セメント比を小さくし緻密なコンクリートにすること。
②かぶり厚:塩化物イオンが鉄筋位置まで浸透しないように十分なかぶり厚を確保する。
③鉄筋:エポキシ樹脂塗装鉄筋を用いる。
④防錆剤:亜硝酸リチウムなどの防錆剤を含浸させる。
⑤予防保全:表面含浸工法などの表面保護工法を、新設又は短い供用期間の構造物に適用する。

腐食が発生する前の潜伏期の段階で、リアクトライズ&カルサプリを適用して頂くことは、塩害抑制の観点から有効です。

鉄筋を埋め込んだ試験体
(NaCl添加の無いブランク)

NaClを添加した試験体
錆びた鉄筋の様子
(促進試験時)


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中性化の速度式

今回はコンクリートの中性化深さと速度式について紹介をいたします。


(1)コンクリートの中性化
コンクリートの中性化とは、大気中の二酸化炭素がコンクリート表面から浸入し、コンクリート中の水酸化カルシウムが炭酸カルシウムに変化することでpHが低下する現象のこと。コンクリートの中性化が鉄筋にまで到達すると、鉄筋が錆びて膨張することで、コンクリートにひびが入ったり、表面が剥離したりして構造物が劣化します。

(2)中性化の速度式
コンクリートの中性化深さは、C=α√t測に従います。
C:中性化深さ(㎜)
α:中性化速度係数
t:供用年数(年)
例えば、供用25年で中性化深さが15㎜であった場合、
15㎜=α×√25年 → α=3となり
供用49年では、C=3×√49=21㎜と推測できます。
通常環境下のコンクリート構造物では、鉄筋までの中性化残りが10㎜を下回らないようにすることがよいと云われています。
中性化速度はコンクリート構造物ごとに環境や詳細な条件が異なるため、一概には判断できない面があります。
又、建物屋内やトンネルの中などでは、二酸化炭素の濃度が高くなることが多く、二酸化炭素濃度が屋外0.04%、屋内0.16%であれば、中性化速度は屋内は屋外に対して√(0.16)/(0.04)=2倍となります。

(3)影響を与える因子
①湿度:湿度50~60%の時、中性化速度は速くなる。
②養生:十分な養生を行えば、中性化速度は低下します。
③圧縮強度:圧縮強度が高い方が、中性化速度は低下します。
④水セメント比:水セメント比が小さい方が、中性化速度は低下します。
⑤けい酸塩系表面含浸剤:けい酸塩系表面含浸剤が施工されている場合、中性化速度は低下します。

リアクトライズ&カルサプリは、コンクリートの中性化抑制に効果があることを確認しております。詳しくは、各営業担当者にお問い合わせをください。

供試体試験での中性化深さ測定の様子
(フェノールフタレイン溶液による変色域を測定)

フェノールフタレイン溶液


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含浸深さへの質問

学生さんから、けい酸材の含浸深さについて改めて質問を頂きました。



Q.含浸深さ4㎜の改質効果はいいことですか?それとも悪いことですか?

A.もちろんいいことです。透水、塩化物イオン浸透、中性化等の劣化因子に対する各抑制効果を確認しており、コンクリートに良い改質効果を与えています。少ない薬剤使用量から4㎜改質すれば、非常に効率的な方法といえるのではないでしょうか。

より効果的な方法、製品の開発のヒントにさせて頂きます。
ご質問ありがとうございました。


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薬剤の塗布量について

先日、学生さんから質問を頂きました。



Q.けい酸剤の塗布量はなぜ0.25kg/㎡なのでしょうか?

A.土木学会コンクリートライブラリー119 表面保護工法 設計施工指針に、本指針の作成に当たって表面改質する各種の工法について調査をした所、1回当たりの塗布量は0.1~0.4㎏/㎡、塗布回数は1~3回程度、塗布回数は1~3回程度、総塗布量は0.1~0.4㎏/㎡の範囲にあったとの記載がございます。けい酸系やシラン系の表面含浸剤は、この範囲内が改質効果を得る適量となっているようです。

弊社のリアクトライズ(けい酸塩系表面含浸剤)及びカルサプリ(カルシウム補助剤)の標準塗布量は下記です。
リアクトライズ:0.25kg/㎡(0.2~0.3)
カルサプリ:0.125kg/㎡(0.1~0.15)

施工の目的によっては、厚塗りが効果的な場合もございます。
施工要領書等、各営業担当者までお問合せください。

以上、よろしくお願いいたします。

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劣化現象と変状、不具合

コンクリートの劣化現象と、コンクリートによくある変状、不具合について事例写真を追加しました。
コンクリートの劣化現象
コンクリートによくある変状、不具合




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