表面含浸工法は、シラン系、けい酸塩系、その他の材料に分類される。けい酸塩系表面含浸材は、無機質の水系材料で、コンクリート中の水酸化カルシウムと反応して、セメント水和物に近い組成のけい酸カルシウム水和物(C-S-H)ゲルを形成する。
けい酸塩系表面含浸工法の位置づけ
(*土木学会CL137より参照)
けい酸塩系表面含浸材は、けい酸リチウム、けい酸ナトリウム、けい酸カリウムを単体あるいはこれらを混合したけい酸塩を主成分とする。また、機能性や機能付加を目的として、添加剤や副成分を加えたものが用いられることがある。
けい酸塩の分類
(*土木学会CL137より参照)
コンクリート中の空げきの種類と大きさ
(*土木学会CL137より参照)
(捕捉説明)
①エントラップドエアコンクリート混和剤を用いなくとも、コンクリート中に自然に含まれる空気の泡のこと。
②エントレインドエア
コンクリート混和剤を用いて、計画的にコンクリート中に均等に生じさせた空気の泡のこと。
③イオン
物質が水溶液となり、陽イオンと陰イオンに電離している状態のこと。
④ポリシリケート
珪酸塩水溶液のSi(OH)n鎖状分子が、アルカリ金属原子を含めて連続構造になっていること。
⑤コロイド
水に小さな粒子が分散している状態。例えば牛乳は水に脂肪が分散したコロイド。
⑥エマルジョン
コロイドよりも粒子が大きい。例えばマヨネーズは油に卵黄が分散したエマルジョン。
リアクトライズは、けい酸リチウム、けい酸ナトリウム、けい酸カリウムを混合したけい酸塩系表面含浸材です。またカルサプリは、リアクトライズのC-S-H反応を促進するカルシウム補助剤です。
反応生成したC-S-H(事例)
普通ポルトランドセメント粒子(事例)
C-S-H反応式







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