今回はリアクトライズ+撥水(+H)の施工について紹介をいたします。
・松木跨線橋:愛媛県四国中央市
・施工面積:A=2291㎡
・施工箇所:跨線橋床版裏面
・施工方法:噴霧器使用
・期間:令和3年5~7月
・使用薬剤:リアクトライズ+H(+撥水) 600㎏
・本工事はJR線の上部に架かる国道の跨線橋の予防保全及び剥落抑制を目的として、撥水作用を付与したオールインワンのコンクリート表面含浸材(リアクトライズ+H)の施工が計画された。
対象上部工はJR予讃線の上に架かる跨線橋であり、剥落防止のための断面修復工等を施した後に、コンクリート表層部を緻密化するためにリアクトライズ+H(+撥水)の施工を行った。リアクトライズ+Hを塗布すると、コンクリート内部の遊離カルシウムと反応し、けい酸カルシウム水和物(C-S-H)の保護層を形成し表層部を緻密化することにより、水や空気中の炭酸ガスの侵入を防ぎます。又、撥水作用が付与されていることから遮水性能が向上し、コンクリート内部を健全な状態に保ちます。
施工後にスプレーで水を噴霧してみた所、表層部の撥水性が確認された。施工部が分かりやすいメリットもある。
リアクトライズ+Hの効果説明図
松木跨線橋の様子
JR予讃線 電車の通過も多い
施工箇所(一例)
薬剤、噴霧機の準備
施工後の外観(床版下面)
施工後に水を噴霧して確認
撥水効果を確認
別の箇所も撥水を確認
面積が大きいため施工は数回に分けて実施
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